ご愛用の腕時計が突然止まってしまった、気付いたら動いていなかったというご経験はございませんでしょうか。
朝目覚めたら、いつも使っていたお時計が止まっていた、長期間保管していたお時計を久しぶりに付けてみようとしたら動かなくなっていたなど、お時計が止まってしまう症状は決して珍しいことではございません。
お時計が止まる・動かなくなる理由とは
お時計が動かなくなってしまう原因は、実にさまざまな理由が考えられます。
クォーツ時計であれば、やはり電池切れや充電不足が最も可能性の高い原因と考えられるでしょう。
電池交換をしていただく、または充電を充分に行っていただき、そのお時計が正常に時を刻むかを確認いただきたく存じます。
もし正常に動いていない場合は、他の原因が考えられます。
機械式時計が動かなくなってしまう原因で、当修理工房でよくあるケースでは、潤滑油切れやお時計の内部に汚れが詰まっている場合でございます。私どもがお世話になっている職人さんによっても様々な意見がございますので、一概に申し上げることができませんが、機械式時計の潤滑油は概ね3〜5年程度で劣化しはじめると言われております。
お時計の内部に注してある潤滑油は、部品をスムーズに動かし磨耗を防ぐことが目的ですので、切れてしまうと部品同士がうまく働き合わず、お時計が止まってしまう原因となります。また油が注してあるがゆえに汚れが付きやすい部品もあり、お時計の内部にゴミやほこりが侵入してしまうと正常な動きを妨げることとなり、お時計が動かなくなる事もよくございます。
その他、部品の破損や消耗、劣化もお時計がとまってしまう原因と考えられます。
もちろん、失礼ながら単純にゼンマイがまかれていないという原因も考えられます。だからといってゼンマイを無理に巻くのはどうかおやめいただきたいのです。無理にゼンマイを巻く行為は、お時計内部の部品破損につながってしまうため、充分にご注意いただきたく存じます。
まずは、お時計内部の状況を確認をさせてください
いずれにしても、お時計が動かなくなってしまった場合には、お時計を分解修理できるお店で、修理またはオーバーホールをしていただくことをお勧めいたします。その際に、もし私たち名古屋時計修理工房がお役に立てるようでしたら、是非ともご相談をお寄せくださいませ。
内部の状況を丁寧に確認させていただき、原因追求をし、そのお時計にとって最善の方法を考えお見積りをさせていただくなど、できる限りお力になりたいと思う所存でございます。
当修理工房での修理代金は、100%ご満足いただいた上での後払いですのでご安心くださいませ。
お困りのことがございましたら、まずは「お問い合わせ」よりご相談をお寄せくださいませ。確認次第、担当より折り返しご連絡をさせていただきます。
ただし、私たち名古屋時計修理工房は、創業から一貫して「いちど時計の内部を拝見した上で、修理の方法と費用をお伝えする」という方針を採っております。
もし、修理に掛かる費用が予算に見合わなければ、遠慮なくお断りくださいませ。
その際、返送の費用はご負担いただきますが、必要以上にお支払いをいただくこともございませんし、職人たちに負担を強いることもなく、とても健全な関係性を維持できます。
この点についても、ご理解をいただければ幸いでございます。